LT値とは?マラソンが楽になる“乳酸閾値”の正しい意味と練習への活かし方

「LT値を上げるとマラソンが速くなる」
「LT走が重要らしい」

市民ランナーなら一度は聞いたことがある言葉、LT値(乳酸閾値)
しかし実際に、

  • 何を指しているのか
  • どんなペースなのか
  • 本当にマラソンに関係あるのか

を正しく理解している人は多くありません。

この記事では、市民ランナー向けにLT値をわかりやすく解説します。


LT値(乳酸閾値)とは?

LT値とは、
血中乳酸が急激に増え始める運動強度の境目のことです。

簡単に言うと👇

👉 「ギリギリ長く続けられる、きついペース」

これがLTペースです。

感覚的には、

  • 会話はできない
  • でも全力ではない
  • 20〜40分は持続できる

このあたりが目安になります。


なぜLT値がマラソンに重要なのか?

マラソンは42.195km。
VO2max(最大酸素摂取量)のような「最大能力」よりも、

👉 どれだけ高い強度を“持続”できるか

が重要になります。

LT値が高い人は、

  • 同じペースでも余裕がある
  • 後半失速しにくい
  • スタミナが安定している

つまり、
マラソンの土台となる能力なのです。


LT走とは?どれくらいのペース?

LT走とは、
乳酸閾値付近のペースで行うトレーニングです。

市民ランナーの目安は👇

  • ハーフマラソンのレースペース前後
  • 10kmレースペースよりやや遅い
  • 心拍数でいうと最大心拍の85〜90%

例)

  • サブ4ランナー → 5:30〜5:40/km前後
  • サブ3.5ランナー → 4:45〜5:00/km前後

※あくまで目安です


市民ランナーがよく誤解していること

❌ LT走=きつければOK

違います。

速すぎるとインターバル走になり、
遅すぎるとただのテンポジョグになります。

「適切な強度」が最重要です。


❌ LT値が高ければフルマラソンも速い

これも半分正解、半分誤解です。

LT値は重要ですが、

  • ランニングエコノミー
  • 筋持久力
  • 補給戦略

なども同時に必要です。


LT値を上げるとどう変わる?

LTトレーニングを継続すると、

  • 同じペースが楽に感じる
  • 呼吸が安定する
  • レース後半の粘りが出る

特に市民ランナーにとっては、
最も費用対効果の高い能力向上要素と言えます。


LT走を取り入れる際の注意点

  • 週1回で十分
  • 疲労が強い日は避ける
  • ウォームアップを丁寧に

頑張りすぎると、
逆に回復が追いつかなくなります。


まとめ|LT値は「マラソンの基礎体力」

  • LT値=きついけど持続できる強度
  • マラソンと非常に相性が良い
  • 強度設定が重要
  • やりすぎは逆効果

LT値を理解すると、
練習の質が一段階変わります。

ただし重要なのは👇
👉 自分の正確なLTペースを把握すること

自己流だと、ズレた強度で続けてしまうことも少なくありません。


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