梅雨で記録が止まる中高生のNG練習習慣5選|雨の日10分の室内スピードドリル4選【保存版】
「今年も梅雨で練習が止まってしまう」——部活で本気で走っている中高生なら、6月〜7月にこの焦りを感じたことがあるはずです。結論から言うと、記録が伸び悩む原因は雨そのものではなく、梅雨の3〜4週間に積み重なるNG練習習慣です。この記事を読めば、今日から直せるNG習慣5つと、部屋でできる室内スピードドリル4つ、雨の日でも崩れない体の使い方が分かります。
結論:記録が止まる原因は「休みすぎ」と「まとめて走りすぎ」の二極化。雨の日は室内ドリルでスピードの出るフォームを作り込むのが正解です。
梅雨で記録を止める中高生のNG練習習慣5選
- NG1:雨の日は完全休みにしてしまう
グラウンドが使えないからと何もしない日を続けると、梅雨の2〜3週間でスピード感覚と体幹が一気に落ちます。走れない日こそ補強とドリルのチャンスです。 - NG2:晴れた日にまとめて走り込む
「休んだ分を取り戻そう」と走行距離を突然増やすのは怪我への直行便です。成長期の体は急激な負荷変化に弱く、シンスプリントや疲労骨折のリスクが跳ね上がります。学年別の走り込み量の目安は下記の記事で確認できます。
→ 中学生の走り込みは何mが正解?学年別上限3000m表とNG習慣5選【保護者必読】 - NG3:とにかく距離を踏めばよいと思っている
中高生に必要なのは走り込みより「スピードの出る走り」の習得です。中学生は最長3000m、高校生でも10km程度までしか大会距離がないため、20〜30kmを毎週こなしてもフォームが崩れたまま距離を積むだけで記録には直結しません。 - NG4:自主練でフォームを誰にも見てもらわず我流で繰り返す
室内で自主的にドリルをやっていても、腰の高さ・軸の前後傾・軸のブレをチェックしないまま繰り返すと、間違ったフォームが固まってしまいます。梅雨は「量」より「質」を確認するタイミングです。 - NG5:目標を決めずに「なんとなく」で梅雨をやり過ごす
目標がないまま日々の練習をこなすと、雨で練習が止まった瞬間にモチベーションも一緒に切れてしまいます。秋大会からの逆算で「梅雨明けまでに何を仕上げるか」を決めておくことが、練習を止めない最大の防御策です。
「中高生は距離を踏むより、スピードの出る走りを身につけることが大事。正しく身につければ、少ない練習量でもスピードは出るようになります」——森田 歩希コーチ(箱根駅伝2区区間賞・青山学院大学総合優勝2回・4年時主将、Sterling Squad代表)
雨の日10分でできる室内スピードドリル4選
五輪担当フィジカルコーチ・吉澤和宏トレーナー(Sterling Squad)によると、走行中に特に動かすべき部位は「肩甲骨周り・股関節・背骨の胸椎」の3つ。この3部位の可動域を室内ドリルで整えるだけで、雨が明けた後のフォームの戻りが早くなります。
| ドリル名 | 時間・回数 | ねらう部位・効果 |
|---|---|---|
| ①その場もも上げ | 20秒×3本(休憩10秒) | 股関節の可動域・素早い切り返し |
| ②腕振りドリル | 20回×2セット | 肩甲骨の可動域・ストライドの伸び |
| ③胸椎ローテーション | 左右10回×2セット | 胸椎の回旋・上半身のブレ抑制 |
| ④その場スキップ&着地固定 | 左右10回×2セット | 接地時の軸安定・スピードの出るフォーム |
4種目を通しで行うとちょうど10分。①②で下半身と上半身の可動域を開き、③④でフォームの軸を作るという順番を守ると効果が出やすくなります。
中高生ランナーのよくある質問(FAQ)
Q1. 雨の日は完全に休んでもいいですか?
完全休養が絶対NGというわけではありませんが、2〜3週間続けると体幹とスピード感覚が落ちます。室内ドリル10分だけでも継続すれば、梅雨明け後の立ち上がりが大きく変わります。
Q2. 室内ドリルだけで本当に速くなりますか?
ドリル単体で持久力は伸びません。ただしスピードの出るフォームの土台を作れるため、走り込みを再開したときの伸び方が変わります。ドリルは「走るための準備」と捉えてください。
Q3. 中学生・高校生の走り込みの距離はどのくらいが目安ですか?
学年・目標種目によって上限は異なります。具体的な距離の目安は学年別上限3000m表を参考にしてください。
Q4. 梅雨が明けたら練習はどう切り替えるべきですか?
気温が上がるため、熱中症対策と並行してフォーム基礎ドリルを続けることが重要です。熱中症で失速する中高生ランナーのNG練習5選|10分フォームドリル4選で秋に伸びるで夏〜秋の練習計画を確認しておきましょう。
梅雨を「伸びるための土台作り期間」に変える
梅雨は記録が止まる時期ではなく、フォームの土台を作り直す期間です。NG習慣5つを見直し、雨の日10分の室内ドリルを継続すれば、梅雨明け後の走り込みで一気に記録を伸ばせます。本記事は箱根駅伝2区区間賞・総合優勝2回の森田歩希コーチと、五輪担当フィジカルコーチ・吉澤和宏トレーナーが監修しています。一人で判断に迷うときは、プロのチェックを受けるのが一番の近道です。

