マラソン30kmの壁はなぜ起きる?失速の原因と後半粘るための具体策

「30kmまでは順調だったのに、急に脚が動かなくなった」
「35km以降は地獄だった…」

フルマラソンを走ったことがある人なら、一度は経験する
“30kmの壁”

なぜ30km前後で急に失速するのか?
そして、どうすれば後半も粘れるのか?

市民ランナー向けに、原因と具体策を整理します。


30kmの壁が起きる3つの主な原因

① エネルギー(グリコーゲン)の枯渇

体内に蓄えられている糖質(グリコーゲン)は有限です。

前半から飛ばしすぎると、

  • 想定より早くエネルギーを消費
  • 血糖値が低下
  • 一気に失速

という流れになります。

特にサブ4前後の市民ランナーは、
前半オーバーペースが最大の原因になりやすいです。


② 筋持久力の不足

30km以降は心肺よりも、

👉 脚の筋持久力

が問われます。

  • 太もも前が張る
  • ふくらはぎが動かない
  • 股関節が固まる

これは単なるスタミナ不足ではなく、
フォームを支える筋力が落ちている状態です。


③ ペース配分のミス

多くの市民ランナーは、

  • 前半気持ちよく走る
  • 予定より10〜15秒速い

これを繰り返します。

しかしフルマラソンは、

1km5秒速い × 30km
=150秒(2分30秒)分の“借金”

になります。

このツケが後半に一気に来るのです。


後半粘るためにできること

✔ 前半は「抑えている感覚」でちょうどいい

スタート直後は、

  • 周囲の流れ
  • アドレナリン
  • 応援

で自然と速くなります。

だからこそ、

👉 最初の5kmは“遅い”と感じるくらいでOK

これが結果的に後半の余裕につながります。


✔ 30km走の目的を見直す

「30km走をやったから大丈夫」

ではありません。

重要なのは👇

  • レースペースで走れているか
  • 後半フォームが崩れていないか
  • 補給の練習をしているか

ただ距離を踏むだけでは不十分です。


✔ 補給を“我慢しない”

  • まだ大丈夫
  • もう少し後で

と補給を遅らせると、
失速のリスクが高まります。

目安は👇

  • 20km前後で最初の補給
  • その後は30km手前でもう一度

エネルギーが切れる前に入れるのが基本です。


✔ フォームを意識するポイント

後半はフォームが崩れやすくなります。

意識するのは👇

  • 上半身を起こす
  • 肩の力を抜く
  • 脚で蹴らない

「頑張る」より
“整える”意識が重要です。


30kmの壁は才能の差ではない

30kmの壁は、

  • 才能不足
  • 根性不足

ではありません。

ほとんどの場合、

👉 準備と戦略の問題

です。

前半の入り方
補給
筋持久力
フォーム維持

これらを整えれば、
壁は必ず低くなります。


まとめ|30kmの壁を越えるカギは「前半」にある

  • 失速の原因は主に3つ(エネルギー・筋持久力・配分)
  • 前半のオーバーペースが最大の敵
  • 補給は早めに
  • 後半はフォームを整える

マラソンは“後半勝負”の競技です。

次のレースでは、
前半の入りを少し変えるだけでも結果は変わります。


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