長野マラソンへ冬から始める練習計画|5か月で完走力を上げる4ステップ
「長野マラソンにエントリーしたけれど、冬は寒くて走れない日が多い」「30km以降にもつスタミナがつくか不安」。春のフルマラソンを目指す長野のランナーから、毎年この時期によく聞く悩みです。
結論から言うと、例年4月の長野マラソンまでの約5か月は「土台→距離→ペース→調整」の4ステップに分けると、無理なく完走力を伸ばせます。この記事では、青学OB・箱根駅伝2区区間賞ランナーの森田歩希が、冬の長野でも続けられる練習計画を解説します。
なぜ5か月を4つに分けるのか?「強弱」が完走力を決める
完走を目指す人ほど「とにかく毎日たくさん走る」に寄りがちです。でも、疲れを抜かないまま距離だけ増やすと、春を迎える前に故障したり、気持ちが切れたりしやすくなります。
ハードにやればやるほど強くなる、は誤解です。大事なのは練習の組み立て、つまり強弱です。速くなるにはある程度の練習量が必要ですが、その努力が報われるかどうかは方向性が正しいかで決まります。
— 森田 歩希コーチ(青学OB・箱根駅伝2区区間賞/Sterling Squad)
時期ごとに「今は何を伸ばす期間か」を決めておけば、同じ練習量でも効き方が大きく変わります。
完走力を上げる4ステップ|11月〜4月の練習計画
STEP1(11〜12月):ジョグと補強で土台を作る
- 週4〜5日のジョグで着地の衝撃に体を慣らす
- ジョグは毎回「今日は疲労抜き」「今日はリズムよく」など目的を決めて走る
- お尻・もも裏・体幹の補強を週2回、10分から始める
STEP2(1月):週末のロング走で距離を伸ばす
- 週1回のロング走を15km→20km→25kmと段階的に伸ばす
- ペースは目標レースペースより1kmあたり30〜40秒遅く(例:5時間完走が目標なら、レースペース約7分06秒/kmに対して7分40秒前後)
STEP3(2〜3月):レースペースを体に覚えさせる
- ペース走はレースペースより15〜20秒遅いくらいでリズムをつかむ
- ロング走は30km前後を目標にし、余裕があれば最後の2kmだけレースペースで走る
- 給水や補給食はこの時期に練習の中で試しておく
STEP4(レース前2週間):疲労を抜いてスタートラインへ
- きつい練習はレースの2週間〜10日前までに終える
- 不安でも直前に追い込まず、普段と違うことをしない
- 「体が万全の状態でスタートラインに立つ」ことを一番の目標にする
冬の長野で練習を止めない3つの工夫
- 寒い朝は動的ストレッチを長めに:体が冷えた状態でいきなり走ると、ふくらはぎや膝を痛めやすくなります
- 雪や凍結の日は無理に外を走らない:バイク・水泳・散歩など、足への衝撃が少ない運動に切り替えます
- ロング走は日中の週末に:平日は短めのジョグ、週末の明るい時間に距離を踏む、と分けると続けやすくなります
ランナーに多い膝下やふくらはぎの怪我は、股関節が動かないことで膝下を使いすぎるのが根本原因です。走る前は肩甲骨・股関節・胸椎の3か所を動的ストレッチでしっかり動かしてください。
— 吉澤和宏トレーナー(五輪帯同フィジカルトレーナー/Sterling Squad)
一人で5か月続ける難しさ|仲間とコーチと練習する価値
計画を立てても、寒さや仕事の忙しさで一人だと崩れやすいのが冬の練習です。「このペースで合っているのか」「フォームは崩れていないか」を確かめられないまま走り続けると、努力の方向がずれていきます。
Sterling Squad 長野校の一般クラスは、土曜15:00〜16:30を中心に、長野運動公園総合運動場・南長野運動公園で練習しています(日程はクラスにより調整)。森田歩希が直接指導し、五輪帯同トレーナーの吉澤和宏が監修するランニングクラブとして、基礎筋力の向上、ランニングエコノミー(走りの効率)の改善、フォームと補強に取り組みます。レース日程と今の走力から目標ペースを逆算した練習計画にも対応しています。料金は入会金3,000円・年会費1,000円〜・月会費4,000円〜です。
まとめ:冬に作った土台が春の完走につながる
- 5か月を「土台→距離→ペース→調整」の4ステップに分ける
- ロング走はレースペースより30〜40秒遅くてよい
- 雪の日は衝撃の少ない運動に切り替え、練習の流れを止めない
- 追い込みはレースの2週間〜10日前までに終える
冬の練習は地味ですが、ここで積んだ土台が春の42.195kmを支えます。目標を決めて、一歩ずつ積み上げていきましょう。


