アイシングの効果とは?ランナーが知っておくべき正しい使い方と注意点

「走った後はとりあえずアイシング」
ランナーの間では当たり前のように行われていますが、
アイシングは“万能な回復法”ではありません。

正しく使えば
✔ 炎症を抑える
✔ 痛みの悪化を防ぐ
✔ ケガのリスクを下げる

一方で、使い方を間違えると
✖ 回復を遅らせる
✖ パフォーマンス向上を妨げる
こともあります。

このコラムでは、
ランナーにとってのアイシングの本当の効果
やるべき場面・やらなくていい場面を、専門的な視点でわかりやすく解説します。


そもそもアイシングとは何をしているのか?

アイシングとは、
冷却によって体内の炎症反応や血流を一時的に抑える行為です。

冷やすことで👇

  • 血管が収縮する
  • 炎症反応が抑制される
  • 痛みを感じにくくなる

つまり、
👉 「回復を早める」よりも「悪化を防ぐ」ための処置
という認識がとても重要です。


アイシングがランナーに与える主な効果

① 炎症を抑え、痛みの悪化を防ぐ

ランニング後の筋肉・腱・靭帯には、
微細な損傷と炎症が起きています。

特に👇

  • アキレス腱
  • 足底
  • すね

など、痛みが出やすい部位では
炎症が強くなりすぎると回復に時間がかかります。

アイシングは
**「炎症が広がるのを止めるブレーキ役」**として非常に有効です。


② 急性トラブルへの応急対応として有効

以下のようなケースでは、
アイシングは最優先で行うべきです👇

  • 走っている最中に痛みが出た
  • 腫れ・熱感がある
  • 押すと痛い
  • 違和感が一気に強くなった

この場合、
「温める」「ストレッチする」は逆効果になることもあります。


③ 痛みを一時的に和らげる(鎮痛効果)

冷却によって神経の興奮が抑えられ、
痛みを感じにくくなる効果があります。

ただし注意👇
👉 痛みが消えた=治った、ではありません。

アイシング後に無理に走るのは、
悪化の原因になるため避けましょう。


アイシングは「疲労回復」には向いていない?

ここが一番の誤解ポイントです。

結論から言うと👇
👉 慢性的な疲労回復目的でのアイシングは、必ずしも最適ではありません。

理由は👇

  • 血流を抑える
  • 筋修復に必要な反応も抑制する

ためです。

「脚が重い」「張っている」だけの場合は、

  • ストレッチ
  • 交代浴
  • 軽いジョグ
  • 入浴
    の方が回復効率が高いことも多いです。

ランナーにおすすめのアイシングの使い分け

🟢 アイシングを積極的に使うべき場面

  • 痛み・腫れ・熱感がある
  • ポイント練習後で特定部位に違和感がある
  • レース直後で炎症を抑えたい
  • ケガの初期段階

🔵 アイシングをしなくても良い場面

  • 軽いジョグ後
  • 全身的な疲労感のみ
  • 可動域が狭いだけ
  • 筋肉が硬いだけ

この場合は
**「冷やす」より「動かす・温める」**方が効果的です。


正しいアイシングの方法(ランナー向け)

✔ 基本ルール

  • 冷やす時間:10〜15分
  • 冷却温度:冷たすぎない(凍傷注意)
  • 回数:1日1〜2回まで
  • 直接氷を当てず、タオル越しが安全

✔ おすすめアイテム

  • ジップロック+氷+水
  • アイシングラップ
  • 保冷剤(薄手のもの)

よくあるNGアイシング

  • 30分以上冷やし続ける
  • 毎日なんとなく冷やす
  • 痛みがないのに習慣化
  • 冷やした直後に強いストレッチ

これらは
回復を遅らせる原因になります。


アイシング × 他のケアを組み合わせる

アイシングは
単独よりも「組み合わせ」が重要です。

おすすめの流れ👇

  1. 練習後、違和感がある部位をアイシング
  2. 時間を空けて軽いストレッチ
  3. 翌日は負荷を調整
  4. 痛みが続く場合はフォーム・練習内容を見直す

「冷やして終わり」ではなく、
次の行動につなげることが重要です。


まとめ|アイシングは“使いどころ”がすべて

  • アイシングは炎症抑制・悪化防止が目的
  • 疲労回復の万能薬ではない
  • 痛み・腫れ・熱感があるときに使う
  • 慢性疲労にはストレッチや交代浴が有効
  • 正しく使えば、ランナーの強い味方になる

アイシングを
**「とりあえずやるケア」から「目的を持ったケア」**へ。

それだけで、
ケガのリスクも走りの質も大きく変わります。


🏆 STERLING SQUAD(スターリングスクワッド)のご紹介

STERLING SQUAD は、
青学・箱根駅伝区間賞の森田歩希
オリンピック選手も担当したフィジカルトレーナー吉澤和宏 が指導する
中長距離専門の陸上クラブです。

  • フォーム改善 × トレーニング × ケアを一体で指導
  • アイシング・ストレッチ・回復戦略まで専門的にサポート
  • 小学生〜中高生・市民ランナーまで対応
  • 練習拠点:長野市/東京都/埼玉県
  • オンライン指導で全国対応

「ケガなく速くなりたい」
「回復まで含めて正しく学びたい」
そんなランナーを、専門家がサポートします。

▶ 詳しくはこちら
https://sterling-squad.com/